インカの都クスコへ

ペルー

2025年1月7日

いよいよ出発です。目的の山はチリですが、高度順応で1週間ほどペルーに高度順応で滞在します。まずはソウルに飛び、続いてメキシコシティを経由してペルーのリマへ。そして空港で夜明けを待ち、国内線で最終目的地のクスコに移動します。

初めて利用するアエロメヒコ航空

クスコの標高は3,400m。普段はダイアモックスという高山病予防薬を服用し、初日は2,000m台後半から入り、徐々に標高を上げるのですが、今回は敢えて、チリのベースキャンプまではダイアモックスを使わず、海抜0mから直接3,400mに入ってみました。自分の高所耐性を確かめたかったからです。

2025年1月9日

クスコには朝7時に到着し、そのままタクシーで市内のホステルへ。少し早いですが、無事にチェックインできました。丸2日という長い移動もやっと終わりです。部屋に荷物を置いてラウンジに戻り、アンデス名物のコカ茶で一服します。どうやら高所に良いらしいので、ペルー滞在中は愛飲していました。

宿ではアルパカがお出迎え

可愛らしいソファの柄

泊まった部屋

滞在中はコカ茶を愛飲した

落ち着いたところでフロントに行き、ハイキングのツアーを予約します。クスコには4泊し、当初は3日目に標高4,200mのウマンタイ湖、4日目に5,000mを超えるレインボーマウンテンという景勝地を訪れる計画でした。しかし、ウマンタイ湖の標高がクスコと800mしか変わらず、高度順応には心許ないと迷っていたところ、ここに来るタクシー内のパンフレットで、7つの湖を訪れる4,700m前後のツアーがあると知り、こちらのホステルでも取り次ぎできるとのことで、迷わず申し込みました。両方合わせて日本円で10,000円弱だったと思います。ここの女性は親切で、4泊の間、大変お世話になりました。

さて、ツアーの予約も完了したので、宿の外に繰り出します。近隣には言わずと知れたマチュピチュ遺跡がありますが、標高が2,400mとやや低く、高度順応を優先したかったため、今回は見送ることにしました。この辺りにはボリビアで登山の際にでも、また訪れる機会はあるでしょう。何よりクスコはインカ帝国の都ですから、見どころには事欠かないはずです。

市内に残るのはスペイン統治時代の街並みで、アルマス広場を中心に市街地が広がっています。周りには迫力のある大聖堂がいくつもあり、アルパカ製品のアパレルショップや、洒落たレストランが並んでいます。建築様式は、シリアのダマスカスにも通じるものがあり、少し親しみを感じました。

街の中心となるアルマス広場

クスコで最も有名な大聖堂

人々の憩いの場であり、観光の中心でもある

美しく手入れされている

インカ帝国ゆかりの人物の像

建築様式が少しダマスカスにも似ている

アルマス広場の外にも教会建築が多い

民族衣装の女性

土産物屋が並ぶ道

生活用品が揃うサン・ペドロ市場

丘の上で踊りを練習する人々

アルマス広場が見える

アルパカ製品のブティック

コカキャンディが売られていた

何より新しい発見だったのはペルー料理です。美食の国という漠然とした印象はありましたが、日本でペルー料理のレストランに行く機会はありませんでした。多様性に富んだ国土では、太平洋沿岸、アンデスの高原、アマゾンの熱帯雨林の食材が揃い、現地料理をベースに、移民が持ち込んだ地中海料理、中華料理、日本料理が絶妙に融合しており、日本人には馴染みのある味わいです。キヌアや紫とうもろこしといった、健康食材が惜しみなく使われるのも魅力で、滞在中はレストランを訪ねるのが毎日の楽しみでした。中華料理や日本料理そのものの店も多数ありました。

中華料理の影響を受けた麺料理と定番の清涼飲料水

スープにはキヌアが大量に入っていた

中華料理店の炒飯

アレンジはされているが日本料理の店も多数

クスコに到着し2日目が終わろうとしていますが、早足で歩いたり坂道を登っても、特に高山病の兆候は出ませんでした。これくらいの標高であれば、海抜0mから直接来ても問題がない体質のようです。次の日からはクスコ周辺でトレッキングです。

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